夜の背すじ


なぜ、
と問うても
あなたと眠る夜は
消耗品になる

二人をすすいだ水が
排水溝で渦をまき
さびしい音を立てて
清算をすませる

そらはいつでも白紙だ
見上げる眼をためしている
日記をもたない私は
その日の気分でそらをなぞる
私の跡は見えない
手繰ることのできない線となる

きょうも立つ
あしたも立つ

ふるえる 夜更けの
あいを さがしていた





第21回にいがた市民文学 詩部門 入賞(文学賞)作品




<< 詩へ戻る